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(注意点)
1:海洋スポーツセンターにバス停はありません。バスに乗る際に、運転手に海洋スポーツセンターで下車したいとお伝えください。
2:隠岐空港から西郷港へ向かう公共バスは、出雲便と大阪便の飛行機の発着時間に合わせて運行されています。
Phone: 123-456-7890
500 Terry Francois St.
San Francisco, CA 94158
Email: info@mysite.com
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TREKKING around Fuse
布施エリアのトレッキング
3つのコースから
「1つを選んで」トレッキングします。
【大満寺】標高608mで隠岐諸島で最も標高が高い。乳房杉や窓杉など。
【鷲ヶ峰】屏風岩の奇岩、杉巨木の天然林、オキサンショウウオ、シャクナゲなど。
【トカゲ岩】トカゲ岩の奇岩、オキサンショウウオ、椿林のトンネルなど。
・いずれのコースも標高400m地点が登山口で、約200mの高低差です。
・2つ以上のコースを行く場合、配車を考える必要があり、要相談です。








①大満寺山
②鷲ヶ峰
③トカゲ岩
「予約画面」から1つのコースを選択。
【コース概要】
①大満寺:写真 1〜4枚目
②鷲ヶ峰:写真 5〜8枚目
③トカゲ岩:写真 9〜12枚目
【集合場所・時間】予約時に相談
【時間】約 4時間
【距離】約 4キロ
【人数】最大 6名
【料金】
・1〜4名:20,000円
・5名: 25,000円
・6名: 30,000円
【中止条件】
・警報発令時(大雨、雷)
【集合場所】
①お客様の宿泊場所
②現地集合
(登山口は西郷港から車で約1時間です。)
【集合時の注意点】
・飲料購入、トイレ
【登山口】標高約400m地点
・①乳房杉前、②中谷駐車場
【持ち物】
・歩きやすいシューズ
・長ズボン
・上着(ポリエステル、化学繊維)
・カメラ・スマートフォン(任意)
【注意事項】
・トイレは先に済ませる。
・全体的に急なトレッキングコースです。
・時期によって倒木や草むらに注意
・雨の後は泥道が滑るので注意。
大満寺山の特徴
【登山口】乳房杉前
標高608mで隠岐諸島で最も標高が高い山です。大満寺山は通称で、正式名称は「摩尼山」とされています。乳房杉周辺の登山口から登り始め、「植林」された杉の樹林帯を抜けると、植生がツバキや「天然の低木」に変化し、頂上付近は岩がゴロゴロした「ガレバ」で足元の石が動くので注意が必要です。「シャクナゲ」などの高山を好む植物、ブナ帯で見られるような「山野草」「野生ラン」などの「植生」が見られます。「乳房杉」は隠岐ならではのDNAを持ち、樹齢約800年とされていますが、樹齢1,000年を超える可能性も指摘されています。乳房杉の周辺は、夏は涼しく、冬は暖かい「風穴」の自然環境です。大満寺山の頂上からは、島前の島々、島の市街地である西郷エリアの西郷港、空港、晴れた日には鳥取県の大山や島根半島が見えます。
鷲ヶ峰の特徴
【登山口】中谷駐車場
標高約560m地点にある「屏風岩」の展望台を目指す往復コースです。まず、中谷駐車場の周辺ではオキサンショウウオや植樹されたオキシャクナゲが見られ、登山の初めの頃は植林された杉の樹林帯を登って行きます。コースの所々で、「トカゲ岩」が見えます。1つの谷に差し掛かると、1面をシダに覆われた短い木道に差し掛かります。この木道を境に、コースは「杉巨木の天然林」へと変化します。杉の天然林は、樹齢約400年の杉が何本も見られ、今後、永遠に伐採しないよう条例で保護されています。天然林を抜けると、神原高原と呼ばれる尾根沿いの平地に休憩できるベンチが設置されています。そこから約30分の頂上までの距離ですが、傾斜が少し急になり、岩がちなコースへと変化します。途中、鉄製のハシゴ階段が設置されている箇所があります。頂上付近には、「屏風岩」が見られる展望所が2ヶ所あります。1つ目の展望所は安全ですが、その先の2つ目の展望所は、約10mの岩をロープで登る必要があり、足を踏み外すと数十メートル滑落する危険な場所です。また、1本のロープを1人ずつ順番に上り下りする必要があるので、大人数で行く場合は、交代して屏風岩を見る形になるので時間計算にも注意が必要です。
トカゲ岩の特徴】
【登山口】中谷駐車場
標高約550m地点の「トカゲ岩」を目指すコースです。トカゲ岩は、「アルカリ金属元素」の成分を世界的にも多く含む岩石で「アノーソクレース響岩質粗面班岩」と呼ばれる他では聞いたことのない珍しい地質です。まず、中谷駐車場の周辺ではオキサンショウウオや植樹されたオキシャクナゲが見られ、登山の初めの頃は植林された杉の樹林帯を登って行きます。約30分くらい進むと杉の樹林帯を抜け尾根にたどり着き、尾根から頂上への道はツバキが多く見られるようになります。尾根沿いの道は頂上に近づくほど急になり、傾斜45度程度のイメージです。クネクネした山道というよりは、坂を一直線に登るような登山道で、所々、滑らないようにツバキの木を頼りに登って行きます。頂上付近は無数の崩壊した人間サイズの玄武岩がゴロゴロと積み重なった地形で、岩と岩の間に足を挟まないように注意が必要で、トカゲ岩がすぐ近くに見える場所がゴールになります。




【日本の山と隠岐の山】
日本の65%の土地は森林で、そのうち半分が「天然林」、残り35%は植林された「人工林」や「竹林」です。隠岐の島町の85%は森林で、そのうち人工林は40%、天然林は55%です。人工林には、主にスギやヒノキなどが植林され、天然林はスギ(独自種)、ミズナラ、クリ、シイ、アカマツ、モミ、ツバキなどで構成されています。「大満寺山」「鷲ヶ峰」「トカゲ岩」の周辺は、国立公園特別保護地区に指定されていて、隠岐独自の天然林が見られる場所です。「天然林」は人が手をつけていない森林で、その土地固有の動物や植物の生態系が存在します。
【隠岐の杉の天然林とDNA】
隠岐諸島の「約2万年前」の「火山灰」の地層から、当時の「スギの花粉」を見つけ出し、同時代の本土側のスギ花粉と「DNA比較調査」が行われました。隠岐のスギは国内でも「独自のDNA」を持つことが分かりました。約2万年前は、世界的な寒冷化が起こった「氷期の時代」でした。気候が寒くなると、「寒さに弱い植物」ほど絶えてしまいますが、寒い氷期の時代でも隠岐でスギが生き残り、今でも、そのDNAを持つのが「隠岐杉」です。「海水」は空気と比べると「温度変化が少ない」ので、海辺は気温変化の影響を受けにくく、海辺の隠岐でスギが生き延びたと考えられます。隠岐諸島でも「八百杉」「かぶら杉」「乳房杉」「窓杉」は隠岐杉の巨木で、「鷲ヶ峰」では樹齢約400年の811本の杉巨木の天然林が見られます。
【アルカリ火山について】
隠岐諸島は、大部分の土地が火山の溶岩でできた「火山島」です。溶岩でできた岩石を「火山岩」と呼びますが、火山岩は「珪素(ガラス成分)」の含有量によって「流紋岩」「安山岩」「玄武岩」に分類され、珪素100%の結晶は「水晶」や「石英」と呼ばれます。一方で、隠岐諸島の火山は、ナトリウムやカリウムなどの「アルカリ成分」を多く含むことから「アルカリ火山」と呼ばれます。隠岐諸島のアルカリ火山は、地殻やプレートよりも深い、地球内部から吹き出した溶岩によって形成されたと考えられていて、岩石の中に「アルカリ長石(アルカリ成分の結晶)」を多く含んでいます。観光で見る場合、「トカゲ岩」は世界で最もアルカリ成分を多く含む岩石で、「ローソク岩」は珪素とアルカリ成分を共に多く含んだ「粗面岩」と呼ばれる珍しい岩石です。国内では珍しいアルカリ火山が見られることから、隠岐は国立公園に指定されました。